■ジョギング
・両脚支持期が存在しない。歩行では存在する。
・長距離走運動の中でもゆっくりとした速度のものをジョギング、より速度が速いものをランニングとよぶことが多い。全力疾走はスプリントとよぶことが多い。
・ジョギングの速度の上限は、20分以上走り続けられる速度である。
・ジョギングではリアフットストライク、ランニングではフォアフットストライクで着地することが多い。
・ジョギングはストレス解消、気分転換など精神的な効果が期待でき、健康づくりが目的であるといえる。
・ジョギングは重力負荷が大きくなり、体重が減少することが多く、それに伴い骨量を減少させるから骨粗しょう症の予防方法としては、有効ではない。
・ジョギングのほうがウォーキングよりもエネルギー消費量は多い。
■血液の赤血球中にあり酸素を運搬する役割を果たしているのはヘモグロビンであり、これと同等の役割を骨格筋細胞の中で果たしているのはミオグロビンであり、鉄とたんぱく質の化合物である。ミオグロビン量を増加させるためには、ジョギングだけでなく、鉄やたんぱく質の摂取量が不足しないように食事にも注意する必要がある。
■ジョギングのフォーム
・足先がまっすぐ前を向くように走り、自然な呼吸をこころがける。また、かかとから着地するようにし、上体(肩や腕)の力を抜いてリラックスする。
・加速する際には前傾になるが、速度を維持する際には、身体全体は鉛直方向に立てた状態を維持する。