指導者とミスマッチ 動機づけ面接 コミュニケーション

■指導者とミスマッチ
・運動指導にかかわる効率と効果のミスマッチで考えると、指導者が参加者につきっきりで個別指導しているのは、ミスマッチにつながる。健康づくり運動の普及という観点から、必ずしも効果的とは限らないとある。ただし、パーソナルトレーニングは別である。

■動機づけ面接
・参加者の中のアンビバレンス(対立する感情「例:健康上必要だとわかっていても嫌いだからやる気にならない」)を解消するために行い、参加者中心の指導法であり、自律的に動機づけが行えるようにするための面接である。健康運動実践指導者全てが備えておくべきもの。

■コミュニケーション
・「言語的コミュニケーション(言葉や文字の伝達」「準言語コミュニケーション(声のトーン、イントネーション)」「非言語コミュニケーション(表情、しぐさ、立ち振る舞い)」
・非言語コミュニケーションでは、何か伝えたい時には目を合わせ、特に伝えることがないときには目線を外すという、メリハリをつけたコミュニケーションが効果的である。
・視覚情報が55%(メラビアンの法則)であり、非言語コミュニケーションを意識して活用する必要がある場面がある。

■動機づけ面接と準備状態、重要性、自信の評価
・現在の準備状態を評価し、過去の成功・失敗経験が自信に大きな影響を及ぼす。
・まったく準備ができていない:0 準備完了:10
・まったく重要(自信が)ない:0 とても重要で(自信が)ある:10
・変容ステージ:A B C D E
・動機づけ面接における自信の構築は、自信のなさ(自己効力感の低さ)は過去の失敗体験から来ていることが多い。その時の状況を確認し、打開策や、回避策などを検討し、「これならできそう」という自信を構築することができるように話し合うこと。

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