■Margariaの階段駆け上がりテストは、無酸素性のパワーを測定する。
■1500m程度なら、最大酸素摂取量がよく反映されるが、マラソンなどの長時間運動の遂行能力なら換気性作業閾値または乳酸性作業閾値の方が関連性が強い。
■全身持久力を評価する目的のテストは、1マイル歩行テスト、1500m急歩テスト、1000m急歩テスト、6分間歩行である。
■20歳代男女それぞれの平均的な最大酸素摂取量の値は、男:約45ml/kg/分 女:約35ml/kg/分 である。
■最大酸素摂取量に影響を及ぼす要因は、肺の換気能力、血液の酸素運搬能力、心拍出量、骨格筋の酸素消費能力、骨格筋の毛細血管密度、である。
■最大酸素摂取量の判定基準を満たした場合が最大酸素摂取量であり、満たしていない場合が最高酸素摂取量である。
■通勤や通学を、歩行と、公共交通機関を使用して行っている
一般成人の最大酸素摂取量を測定する際の運動負荷装置は、トレッドミルがよい。普段行っている運動で行わないと、使用する骨格筋が速くに局所的に疲労し、心肺機能が限界に達する前に測定を継続することができなくなることが多いため。
■漸増負荷テストにおいて、負荷の増加を前もって決めておくものをプロトコルという。
■ramp(ランプ)負荷法における漸増負荷テストのプロトコルとは、自転車エルゴメータの負荷を直線的に増加させていくプロトコルである。
■無酸素性作業閾値(VO2max50~60%程度)が全身持久力の優劣に影響を及ぼしていると考えられる生理学的要因は、運動時の酸素摂取能力(心拍出量×動静脈酸素較差)、作業筋に占める遅筋線維の割合、作業筋内の毛細血管密度、作業筋内の酸化系酵素活性、である。
■反復横跳びでは、サイドステップする際にジャンプしてはいけない。
■開眼片足立ちのテスト終了条件は、挙げた足が、支持脚や床に触れた場合である。支持脚の足が床から離れたではなく、ズレるだけで終了させる必要がある。
■体力とは、基礎的な身体機能が統合されて、運動時に発揮される能力のことである。
■Zスコアの計算式は、(個人の測定値ー集団の平均値)÷集団の標準偏差である。
■体力年齢ということは、年齢を考慮した評価なので、相対的な評価であり、絶対的評価ではない。また、他の年齢、ないしは年代との比較になる。
■適正な体力測定、妥当性:測定によって意図したものを測定している程度のこと。簡便性:特別な測定機器を必要しないなど、測定方法も容易であり、身近な環境条件で誰でも簡単に行える程度、しかし、測定を担当する測定者には十分な知識と豊富な経験が要求されることが多い。信頼性:同じ測定者が複数回測定を受けても、同じ結果が得られること、再現性:同じ測定を別の被測定者が受けても、同じ結果が得られるということ。